焙煎機の違い

直火:内釜にパンチングの穴が開いていて、豆に直接火が当ります。

半熱風
・・焙煎機の構造は直火とほとんど同じで、釜の部分(内のドラムの部分)に、パンチングの穴があいていなくて豆に直接火が当たらないのが半熱風式です。甘味がねっとりとした感じになります。

炭火:熱源が炭火です。炭火独特の香ばしい香りがします。

受注焙煎や家庭用の即席焙煎機:短時間で悪い味を抜かしてしまう為、良い味をも抜かしてしまいます。

小型焙煎機:焙煎機は小型であればあるほど炒りムラが出ます。その上、ガス圧計もダンパーもついていないので、大きい焙煎機より焙煎はかえって難しいです。

熱風式:釜に直接火が当たらずに2重構造になっています。欧米や日本の大手のロースターさんの多くがこの釜を使用しておられます。


焙煎機による味の傾向はあるかもしれないけれど、最終的には、煎る人の手によって様々な味が表現できるのが珈琲焙煎の醍醐味ではないでしょうか。こんな良い焙煎機使っているぞとか、この焙煎機はすごいんですよとか、そんなことはどうでも良くって、自分の味はどうなのかと言う事の方が大切な気がしています。私が言える事はただ一つだけです。私は、私が今使っているこの昔ながらの直火焙煎機で煎る珈琲が一番美味しいと思うからこそ、この焙煎機を使って、この焙煎法を作り出して来ました。これから先、この珈琲よりも美味しいと思う珈琲に出逢ったら、この焙煎機を使ってその珈琲を越えるものが作れる焙煎法を研究するだけです。焙煎機に限界を感じたら迷わず焙煎機を新しくするでしょう。そうして、自分が美味しいと思える珈琲を作る事が出来る焙煎機を選び、焙煎法を編み出して、自分の味を表現出来れば、どの焙煎機を使っているかなんて、あまり意味のない事の様にも思えてきます。